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職業病と教育観

例えば、飲食店に勤めている人が休日に別の飲食店に入り、「いらっしゃいませー」と言われると自分もつられて「いらっしゃいませー」と言いそうになったり、薬局勤務の人が何かに付けて「お大事に」と言ってしまったり。何かの職業に就くと、私生活でもその「職業モード」が発揮されてしまうことがあります。私自身についてはどうだろう?と考えてみたことがあったんですが、オンとオフの切り替えが上手いからか(自分で言うのもアレですけどね)思い当たるものがなかったんですよ。

ところが。齢三十にして、出ましたね、職業病。他人の教育方針が気になって仕方ない。以前の私なら、別に気にしなかったんですけど、三十路超えてからですかね、こんな風になってしまったの。芸人のいとうあさこさんも言ってますが、「30過ぎた頃から、イライラする」ことが増えるんですよね(笑)まぁ、だから一概に職業病とは言い切れず、年齢的なものでもあるんでしょうけど。

先日、とある大型バスの車内でのこと。2人掛けの座席に、3人で座ろうとした小学生男子に対し、注意をした母親の言動。「ダメ。運転手さんに怒られるよ。」って、まてまてまて、違うだろ。そういう問題じゃないだろ。シートベルト締められないし、万一事故に遭った時に危険だからでしょ。じゃぁ、なにかい、怒られなきゃ座ってもいいのかい、奥さん。と、言い掛けましたが、車内の空気が悪くなることは明らかなので、黙ってましたけどね。考えられない言動に、内心イライラしてました(笑)

私が思うに、子どもを叱ったり注意したりするときに重要なのは、次の3つではないか、と。まず1つが、「相手の目を見て真剣に行うこと」。ついついやってしまいがちなのは、何か別のことをしながら注意するパターン。例えば、家事をしながらとか、別の部屋から声だけ掛けるとか。これでは親の「本気」が子どもに伝わるわけがありません。それから、これもありがちなんだけど、注意した後に泣かれるのが面倒だという理由で、真面目に注意しないこと。泣かれてなだめて立ち直らせて、、、なんてことをしてると時間はあっという間に過ぎてしまい、やりたかった家事やら趣味やらができなくなる、なんて考えてしまうことがあります。確かにそうなんだけど、子どもの成長は待ったなしです。家事やら趣味やらは後からでもできますよね。あとは、注意すること自体がもう面倒になってしまうこと。これは論外ね(笑)親の本気をぶつけても伝わらないことすらあるのに、本気を出さなければなおさら伝わらないでしょう。

もう1つは「理由付けをすること」。ダメな例としては、「コラっ!」とか「ダメでしょ!」とかで終わってしまうこと。他には、名前を呼ぶだけにしてしまうことですね。これらは私自身も気をつけなければいけないことの一つです。確かに、一時的な効果はあるかもしれませんが、なぜダメなのかが伝わっていない可能性が残り、高確率で再発する恐れが否めません。例えば、食事の際、座ってられない子ども(よくいますよね)に対し、「座って食べなさい!」ってこれだけでいいでしょうかね。それだけで済む場合は別にいいんですが、何度言っても駄目な場合はやはりもう一言付け加える必要があるのではないか、と。ただ、ここで気をつけたいのが、先程のバス車内でのお母さんの言動のように、的外れな理由付けをしてしまわないようにすること。この場合、「誰が掃除すると思ってんの!」とかはアウト。じゃぁ、自分でやればいいんですか?と、なってしまう。「みんな座って食べてるよ」というのも、微妙なところ。他の人にあわせなくたっていいじゃないか、という屁理屈を言われたらそれまで。ここはやはり、食べ物がボロボロこぼれて、衣服や床が汚れてしまうとか、さらにはそれを目当てに虫が発生するとか、真っ当な理由で勝負したいところです。あとは、本人に理由を訊いてみるというのも考えられる手段ですね。まぁ、本人が本当の理由を話すとは限りませんけど。

そして、最後の1つは「タイミングを逸しないこと」。基本的には現行犯でないと意味がありません。必ずその場で注意すること。大人ならまだしも、子どもの場合は後で言われてもわかりません。それから、長時間注意し続けないこと。ネチネチ、あるいはダラダラやり続けても逆効果であることがあります。ただ、何度注意しても、ふざけたりあるいは注目してほしいばっかりに同じ行為を繰り返してしまうというようなことがあります。そのような場合には、敢えて長時間向き合うということも必要かもしれませんね。

いわゆる「小一プロブレム」だとか「学級崩壊」だとかは、幼少期に充分なしつけ(教育)が行われていないということが原因の一つであると言われています。家庭の事情はどうあれ、親の怠慢によって子どもの健全な発達が妨げられるようなことだけは避けたいものです。「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、3歳までが最初の勝負どころ。面倒くさいときとか、イライラするときとかもありますけど、基本的には愛情をたっぷり注いであげたいですね。
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[C1993] >ほめさま

「恥じらい」とか「品(ひん)」とかっていう概念を自然と子どもに伝えられる親になりたいものです。そのためにはまず親自身が、上品にふるまわなければいけないわけですが、私も含め、そういう親が最近は減ってきているのかもしれないですね。気をつけようと思います。
  • 2011-01-18 10:24
  • 主宰
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[C1992]

確かに、それで済まない場合が増えてきてるかもしれませんね。。

・他の人の食事の邪魔になる
・埃が舞って、周りの人の食事を不愉快にさせる(食事に埃が入る、など)

の理由を並べるのが良いと思います。


でも、日本人であれば「みっともないからやめなさい」とか「はしたないからやめなさい」で終わらせたいですね。
  • 2011-01-18 08:22
  • ほめ
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[C1991] >ほめさま

それで済むならそれでいいと思います、私も。
  • 2011-01-18 00:13
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[C1990]

ーーーー
例えば、食事の際、座ってられない子ども(よくいますよね)に対し、「座って食べなさい!」ってこれだけでいいでしょうか
ーーーー

みっともない!
で良いと思います。
  • 2011-01-17 17:41
  • ほめ
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[C1989] >田舎物殿

障害のある方への対応、慣れてないとどうやっていいのかわからない部分が多いですからね。目の見えない方の誘導方法とか。積極的に関われる自信がない分、せめて安全確保だけは日頃から気をつけたいものです。

親の態度を見て、「あぁ、カエルの子はカエルか」などと揶揄されないようにしなきゃいけませんね。
  • 2011-01-16 17:12
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[C1988] 職業病・・・

初めての場所に行くと、点字ブロックや点字の表記、エレベータの場所や設置の仕方に目が行きます。
最近は障害のある方も町に普通に出てこれるように少しずつなってきたのですが、その周りの人がどう対応しているかも見てしまいますね。。。

学校は・・・親や見学者の私語が酷いことが多いですね。よく携帯が鳴ります(笑)
  • 2011-01-16 12:19
  • 田舎物
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