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世田谷線概論 4

そんなわけで、期せずして世田谷線上町駅から世田谷城址公園にやってきた我々。ここまで来たらもう行っちゃうしかないでしょう!というわけで、やってきたのがここ、豪徳寺です。ご覧のような立派な門構えから大きな松並木を抜け、その先にあります。

ここ豪徳寺には、かの有名な井伊直弼(他、井伊家の皆様多数)のお墓があります。松陰先生のお墓に手を合わせた後に、安政の大獄で知られるこの直弼さんのお墓にも手を合わせるという、この日本史へのアプローチがなんとも概論らしくなく、過去に例を見ない感じになっています。でも、まぁ、三十路を過ぎるとこういう歴史探訪も非常に面白く思えてきますね。何より、安政の大獄の当事者がこうも近くにまつられているというのが、非常に興味深いです。

さて、ここ豪徳寺には井伊家のお墓以外にも、見所があります。それがこちら。












IMG_4482.jpg











まぁ、ご覧の通り、非常に立派な三重塔があるんですね。で、そこには十二支が彫り込まれている部分があるんですけど、そのうち「子(鼠)」の部分になんと、「招き猫」がいるんですね。そして、ネズミが小判を咥えているんです(こちらをご参照ください)。というのも、ここ豪徳寺を、招き猫伝説の発祥の地とする説があるんですね。先程述べたとおり、豪徳寺には井伊家のお墓がある、つまり井伊家の菩提寺なわけですが、井伊家はもともと彦根藩主。彦根藩と言えば彦根城。彦根城と言えば「ひこにゃん」。そうです、あのゆるキャラがネコである理由はここにあるんですね。

諸説あるようですが、二代目彦根藩主の井伊直孝が、豪徳寺の前を通りがかったときに、手招きをするような仕草をしていた猫がいたために寺に立ち寄ったところ、雨が降り出し、濡れずに済んだのだとか(他に、同じようにして落雷を免れたなんていう話もあるようです)。その縁で、当時は荒れていた(らしい)豪徳寺も井伊家の寄進により盛り返し、今のような立派なお寺になったのだとか。

で、招き猫を納める場所もありまして、こんな感じになってます。











IMG_4483.jpg











で、この隣に招き猫をまつっている建物「招猫殿」があるんですが、我々も手を合わせておこうと思ったところ、先客の女性がいらっしゃいました。歳の頃は50前後あたりでしょうか。普通なら二礼二拍手一礼、という所作でお参りするところなんですけど、こちらの女性、それぞれの手の親指と人差し指の指先をくっつけて輪を作り、そのまま掌を上にして肘を腰のあたりに付け、観音様さながらのポーズでお祈りしてます。





















っていうか、交信してます。





















しかも、10分近く!





















とても怖かったの言うまでもありませんが、ひょっとしたらアレがここでの正しいお祈りの仕方なのかもしれません。皆さんも、豪徳寺の「招猫殿」にお越しの際は、是非、独特のポーズで交信してみてくださいね!(ぇ?)

そんな、別の意味での納涼感を味わった我々は、いよいよ豪徳寺を出てお茶にしようと再び歩き出しました。<次回に続きます>
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