Entries

「FINAL FANTASY IV Complete Collection」の話

811zwrA7qoL__AA1500_.jpg本当に久しぶりのゲームレビューです。PSPを買ったのが震災の前。当初は「MHP3rd」をプレイし、その後「Kingdom Hearts Birth by Sleep Final Mix」をプレイ(これらのレビューは割愛)。そして夏休みにプレイしていたのがコレでした。「FF4」自体は最初のSFCから、PS、DSとプレイしてきました。DSでのリメイクについては既に書いたレビューの通りです。あちらはあちらで良かったんですが、こちらはかつてのドット画の雰囲気が残されていて、それはそれで楽しめました。しかも本作では、「FF4」とその続編にあたる「FF4 the After Years」、そしてその間のストーリー「Interlude」が楽しめます。以下、良かった点と悪かった点をまとめておこうと思います(少々ネタバレを含みますのでご注意を)。

良かった点
 まず、そのコンセプト自体が良かったですね。かつての作品の続編。近作では既にあるようですが(FFXとFFX-2やFFXIIIとFFXIII-2とか)、ファミコンやスーパーファミコンでの作品の続編を今になってリリースするという心意気が気に入りました。続編の方のストーリーも秀逸で、かつての脇役たちが大活躍する様は爽快かつ痛快でした(まさかカルコとブリーナを操作することになるとは!)。裏切り者の汚名から脱し切れなかったあの人も、本作でようやく救われたような気がします。
 各キャラクターの連携技「バンド」という趣向も面白かったですね。オリジナル版でいうところの「ふたりがけ」。アレはパロムとポロムの技でしたが、それ以外のキャラクターでも色んな技が出せる、というのは良かったですね。しかも二人技だけでなく五人全員で発動する技まで。なかにはギャグでしかないものもありますが、それはそれで面白いと思います。
 それから、操作的な面で言うと、戦闘をフルオートで行うことができるのが良かったですね。セレクトボタン一つでオートとマニュアルが切り替えられるんですよ。予めカーソル位置を「記憶」にしておけば、指定した操作を自動で選んでくれて、なおかつ戦闘速度も超高速になります。全体的にエンカウント率がやたらと高いんですが、このシステムのおかげでそのあたりのストレスも多少軽減しますし、「しっぽ」狩りの際にも大変役立ちます。
 そして何より、FF4のキャラクターで、FF1からFF6までに登場した思い出のボスたちと戦えるという演出。これは実に良かったですね。意外に苦労したのはFF3の闇のクリスタルの番人の一人、「アーリマン」。原作ではそれほど苦労しませんでしたが、今回は少し手を焼きました。あと、昔と変わらず強かったのは「2ヘッドドラゴン」と「神龍」。前者はともかく、後者はしっかりレベルを上げてから挑戦しないと、確実に瞬殺されます。今作には「さんごのゆびわ」とかないですからね(懐かしい!)。一方、「オメガ」は明らかに原作の方が強かったような気がします。

悪かった点
 残念だったのは、「FF4」「Interlude」「the After Years」とそれぞれに独立していて、データが引き継げないこと。せっかく「FF4」クリア後のおまけダンジョンで鬼のように強くなったキャラクターも(特にサブキャラたちが異常な強さに変貌するのに!)、「Interlude」や「the After Years」では軟弱なスタートを余儀なくされます。それぞれ好きな順で遊べるという利点もあるにはあるんですが、せっかく1つのソフトに収めたのだから、このあたりは何かしらのデータ引き継ぎがあると「つながり感」が出て良かったんじゃないかなぁ、と思います。
 それから、「the After Years」では、8人程のキャラクターのシナリオをプレイし、その後でそれらが統合されて一本のストーリーになっていくんですけど、それぞれにクリア後の「チャレンジダンジョン」が用意されており、それをクリアするのが少々面倒と言えば面倒だなぁ、と。まぁ、別にクリアしなくてもいいんですけど、やっておきたいじゃないですか。1つのシナリオ自体はそのチャレンジダンジョンも含めて3時間から6時間ほどでクリアできるようになっているんですが、それでも8本ありますからね。結構な時間になります。しかも、そのチャレンジダンジョンは1度クリアすれば終わりというものではなく、何周もしなくてはならないというもの。ここが好みの分かれ目かな、と。前述のオートバトル機能のおかげで多少楽にはなっているんですけど、だったらそこまで何周もさせなくていいんじゃないのかなぁ、とも思ってしまいます。
 そんなわけで、多くのシナリオをこなす分、それだけキャラクターも増え、最終的には20人近い大所帯になるわけですが、それを活かしきれていないというのも不満な点。確かに、クリア後のオマケにはそれを活かせるところがあるにはあるんですけど、それだけ。例えば、FF6のように、部隊を切り替えながら進めるようなところがあっても良かったんじゃないかなぁ、と思わずにはいられません。
 それから「月齢システム」。一定時間が過ぎると月齢が変化し、それに伴って特定の能力(例えば、「白魔法」や「黒魔法」)が強くなったり弱くなったりする、アレ。クリアしてから考えてみると、特に要らなかったんじゃないかなぁ、と思えてきます。まぁ、特定の月齢でしか出てこない強力なモンスターがいる、というところでは役に立ちましたけど(特に「しっぽ」狩りね)、もう少しストーリーと絡めてくれた方が面白くなったんじゃないかと思います。例えば、満月と新月とではダンジョンそのものの構造が変わるとか、それによってシナリオが分岐するとか。。。
 他には、「隠し召喚魔法」はお馴染みの4種類なんですけど、ここは増やしても良かったんじゃないかなぁ、と個人的に思いますね。特に召喚獣がストーリーの鍵を握っているところもありますし、別作品のボスたちとも戦えるわけですから、FF5や6から幻獣を拝借するという部分があっても面白かったのでは、と。

とはいえ、全体的には大変満足のいく出来になっていて、安心しました。とても楽しかったですね。しかし、こうなってくると、FF5やFF6の続編も作ってくれないかなぁ(とくに後者!)と期待してしまいます。

FINAL FANTASY IV Complete Collection:http://www.square-enix.co.jp/ff4cc/
関連記事
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://gaironblog.blog119.fc2.com/tb.php/1992-3887814e

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

アバウト

主宰

Author:主宰
【 日常の透かし切り 】

Instagram

カレンダー

10 | 2019/11 | 12
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Links

HLS
akya's sunny-side up!
officekaraki.com



【歴代概論】
- 41 : 荻窪概論
- 40 : 千住概論
- 39 : 祖師谷概論
- 38 : 川口概論
- 37 : 調布概論
- 36 : 駒塚概論
- 35 : 築地概論
- 34 : 自由が丘概論
- 33 : 蒲羽概論
- 32 : 小金井概論
- 31 : 大森概論
- 30 : 月島概論
- 29 : 赤羽十条演習
- 28 : 恵比寿概論
- 27 : 押上演習
- 26 : 葛飾区概論
- 25 : 府中概論
- 24 : 千代田区概論
- 23 : 谷根千概論
- 22 : 世田谷線概論
- 21 : 両国概論
- 20 : 江古田概論
- 19 : 町屋概論
- 18 : 中野概論
- 17 : 神楽坂概論
- 16 : 阿佐ヶ谷概論
- 15 : 東京“町”概論
- 14 : 国分寺概論
- 13 : 五反田概論
- 12 : 新宿西概論
- 11 : 高円寺概論
- 10 : 吉祥寺概論
- 09 : 厄除け概論
- 08 : 板橋概論
- 07 : 三軒茶屋概論
- 06 : 押上概論
- 05 : 赤羽概論
- 04 : 下高井戸概論
- 03 : 日暮里概論
- 02 : 高田馬場概論
- 01 : お茶の水概論(再)



【歴代子連れ概論】
- 12 : 子連れ概論 空街編
- 11 : 子連れ概論 鎌倉編
- 10 : 三鷹の森概論
- 09 : 西武園ゆうえんちを行く
- 08 : 子連れ概論 鉄道博物館編
- 07 : 子連れ概論 陽光都市編
- 06 : 子連れ概論 夢の国編
- 05 : 子連れ概論 日本のハワイ編
- 04 : 子連れ概論 みなかみ編 2010
- 03 : 子連れ概論 みなかみ編
- 02 : 子連れ概論 大阪編
- 01 : たくみの里概論



【歴代プチ概論】
- 55 : 東京ミュージアム探訪2016新春
- 54 : 東京ミュージアム探訪2015秋
- 53 : 東京ミュージアム探訪2015晩夏
- 52 : 東京ミュージアム探訪2015盛夏
- 51 : 一人概論 広島編
- 50 : 東京ミュージアム探訪2015初夏
- 49 : 東京ミュージアム探訪2015初春
- 48 : 東京ミュージアム探訪2014秋
- 47 : 秋葉原願掛け紀行
- 46 : お台場フロントガイド
- 45 : 東京ミュージアム探訪2014初夏
- 44 : 東京ミュージアム探訪2014初春
- 43 : 東京ミュージアム探訪2013秋
- 42 : 東京ミュージアム探訪2013夏
- 41 : 東京ミュージアム探訪2013春
- 40 : カレー遠足2013春
- 39 : 東京ミュージアム探訪2013晩冬
- 38 : 豊洲オクトーバーフェスト2012
- 37 : 東京ミュージアム探訪2012盛夏
- 36 : 伏見稲荷大社を行く
- 35 : 草津概論
- 34 : 水上温泉宿に泊まる'08
- 33 : 鉄道博物館概覧
- 32 : サファリへGO!
- 31 : 水上温泉宿に泊まる'07
- 30 : 神田概論
- 29 : 霧降高原概論
- 28 : 函館概論
- 27 : 南千歳概論
- 26 : 釧路概論
- 25 : 霧多布概論
- 24 : 旭川概論
- 23 : 美瑛概論
- 22 : 札幌概論
- 21 : 小樽概論
- 20 : カシオペア概論
- 19 : 杜の都 滞在記
- 18 : 伊豆紀行 河津編
- 17 : 六本木ヒルズ概覧
- 16 : 豊洲想ひ出紀行
- 15 : 門前仲町プチ概論
- 14 : 渋谷大忍具
- 13 : 続・青山の和
- 12 : 結納体験記
- 11 : 水上温泉宿に泊まる'06
- 10 : 青山の和
- 09 : 池袋中華3
- 08 : 銀ザ変
- 07 : 池袋中華2
- 06 : 榛名湖(冬)概論
- 05 : 四万温泉概論
- 04 : 四万川ダム概論
- 03 : 富弘美術館概覧
- 02 : 表参道ヒルズ概覧
- 01 : 真冬の八戸紀行



【アルバム】
-03 : 飲食2
-02 : 飲食1
-01 : 花

以前の記事

検索フォーム