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裏山散策(初夏) 5

 これも我が田舎の急斜面の畑に咲いていた花である。例によって、名前は知らない。名前は知らないが、その美しい青色が、新緑や畑の土色をバックグラウンドにして、妙に映えていた。撮影したときは、あんまりよく撮れてないなぁ、と思っていたのだが、家に帰ってPCに入れて確認してみると、思ったよりも悪くなかったりする。それもまたデジカメで撮る写真の面白さであろう。
上の名前のわからない青い花よりも、実はもっと気になるものがある。それがこの植物である。「ぺんぺん草(ナズナ)」に非常によく似ているのだが、よく見るとところどころ違う部分がある。1.通常ナズナの花は白いが、これは黄色い。だが形状はほぼ等しい。2.通常ナズナの実はハート型をしているが、これは細長い。3.この写真には写っていないのだが、下の方にある葉の形も微妙に異なる。まったく異なる植物・・・なのだろうか。それにしてはよく似ている。高校の生物の授業で、遺伝の話を習ったのだが、そのときにこのナズナが出てきたのは今でも覚えている。“同義遺伝子”というものの仕業で、ごく稀にハート型ではなく、ヤリ型の実をもったナズナが生まれるのだそうだ(詳しい説明はここをご覧頂きたい)。しかし、花が黄色になるとまでは聞いていないし、どこにも書かれていないので、これはまた別の植物なのかもしれない・・・。そう思ってよくよく調べてみると、これは「イヌナズナ」という植物で、通常のナズナとは全く別のものだということが判明。ナズナと違って食用ではないので“イヌ”がついたそうである。残念。是非、いつかはヤリ型の実をもったナズナに出会ってみたいものだ。

 小難しい話をしてしまったので、この写真で和んでいただこう。桜に並ぶ、もう1つの春の花の代表格、たんぽぽである。一口にタンポポと言っても、これは都会でよく見かける「セイヨウタンポポ」ではなく、日本の在来種である「ニホンタンポポ」である。昔に比べ、今ではかなり珍しくなったそうであるが、この裏山にはこの種類しかない。ニホンタンポポは、セイヨウタンポポと違って、ガクがきちんと閉じているところがなんとも礼儀正しいというか、整っていて、被写体としても大変美しい。折りしもこの日は前日の雨の後の快晴であったため、空に輝く太陽に負けじと、一斉に大量のタンポポが開き、それはそれはまぶしいものであった。

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コメント

[C212]

>アネさん
むしりとったあとの手のひらは、きっととても良い香りがしていたのでしょう・・・・・・か?(笑)とにかく、どんな香りなのかは、来年調べてみる方向で。
  • 2006-05-11 22:36
  • 主宰
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[C211]

え~~~っ!?においなんて全然気がつかなかったなぁ。
ちび達が毎日ぶちぶちむしりとってくれるので、その時嗅いでみれば良かったわ。となりでラベンダーが咲いていたから、良くわからなかったのかもしれないけど(^^;

別名「グレープヒヤシンス」。なるほどね。こっちの方が納得だわ。
  • 2006-05-11 22:31
  • アネ
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[C210]

>アネさん
「ムスカリ」っすか。へー。それを元にざっと調べてみたところ、“Muscari(ムスカリ)は、ギリシャ語の「moschos ムスク(麝香:じゃこう)」から。花の香りに由来。”ということが判明。良い香りがするんですか?来年是非嗅いでみよう。“別名 「グレープヒヤシンス」。葡萄(ぶどう)に似ているところから。3月22日の誕生花。花言葉は「通じ合う心」「失望」「失意」「絶望」「寛大な愛」「明るい未来」”・・・。一方では絶望、一方では明るい未来って、花言葉って結構いい加減なんですね・・・。

遅れて咲いてくれるおかげで、ちょうどGW頃に見られて良かったですよ。
  • 2006-05-11 01:32
  • 主宰
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[C209]

青いのは「ムスカリ」というのだよ。
我が家にも植えているけれど、もうしおれていたなぁ。
やっぱり群馬の方が、遅れて咲くのよね。
  • 2006-05-11 01:04
  • アネ
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