
第6回の概論は、2003年の8月上旬に押上で行われました。押上と言えば、今や東京スカイツリーの屹立ですっかり全国レベルの有名観光地に仲間入りしてしまいましたが、当時の私は押上がどこにあるのかさえ全く知りませんでした。浅草から都営浅草線で2駅。墨田区にあります。
では、当時の押上に何があったのかと言いますと、えぇ、まぁ、それを探しに行ったんですけどね、特に、これといって・・・(滝汗)。事前に何も調べていかなかったので、カレー屋すらも見つけられず、蕎麦屋で昼食をとったことが記録に残されています。今なら昼から生ビールでも流し込んだところですが、この頃はさすがにソコまでの技量はまだなかったようですね。

押上概論では、なんと、史上二人目のゲストがいらっしゃったんですよね。しかも女性!その後、「オシアゲスト」というコードネームで呼ばれることもありましたが、お元気でしょうか。で、昼食後にそのゲスト様と合流しまして、いざ押上の街へ!・・・と思いきや、すぐさま押上を脱してしまったのは衝撃でした(笑)
そんな押上と言えば、「限りなく有限」というキーワードが生まれた回でもありました。それを生み出すきっかけになったのが上の写真に写っているホテル。当時はダンス教室とスナックがやけに目立つ街でしたが、それ以外に当時の我々にとって興味深いものが何もなく、無限じゃねぇだろ、というツッコミを込めたモノでした。まぁ、今はすっかり変わっていると思いますけどね。

で、押上を脱した我々は、そのまま浅草方面へ向かいました。その途中にあったのが、上の写真に写っている公園。もちろん、このすべり台、すべらせてもらいました。動画まで撮ってあります。懐かしい思い出です。その後も、
両国概論の途中でこの辺りを通りましたが、やはり近くに来る度に、ここでの光景を思い出してしまいますね。「限りなく有限」と同じぐらい印象深いシーンでした。
その後、押上概論は、なしくずし的に平凡な浅草観光へと切り替わっていってしまったんですが、一つだけ特異な出来事がありました。それが、概論史上にどんよりと輝く「えびシャーベット事件」。この日は猛暑でしたので、某お茶屋さんの店頭で売られていた冷たいモノに惹かれ、我々はそれぞれ好きなものを頼んだんですけど、私が注文したのが「抹茶シャーベット」でした。で、喜び勇んで口にしたんですけど、これが、びっくりするぐらい磯臭かったんですよ。エビの殻を砕いて入れたとしか思えないぐらいの、抹茶ではありえない驚愕のエビ感。あれほどマズイものを食べたのは後にも先にもあの時だけだったと思います。

その後、全く「押上」概論になっていないことなど気にかけず、何度となくこの「えびシャーベット」の話で盛り上がり、生ビール一杯190円の居酒屋に吸い込まれるようにして入店し、反省会を行ったことが記録されております。ただ、当時の反省会では、焼酎をボトルで頼むのが定番だったようです。そういえば、あの頃はそうだったっけ。今や焼酎をボトルでなんて、頼もうとすら思いませんが、ぃゃぁ、若気の至りってやつでしょうか。懐かしいことです。
この年の夏は妙に浅草に縁が深く、押上概論の前、7月上旬には屋形船に乗り(今も通っている居酒屋の従業員の方々や御常連の方々にご一緒させてもらいました)、そして押上概論を挟んで8月中旬にはどじょうを食べに連れて行って頂きました。自身初の本格的などじょう鍋だったんですが、その美味しさと強烈なネギ臭に驚いたことは未だに鮮明に記憶されております。ごちそうさまでした。

そんなわけで、もはや「押上」ではなく、完全に「浅草」としての思い出にすり替わってしまっているんですが、あれから10年、東京スカイツリーもできたことですし、押上再訪、あり得ますよ、奥さん。この10年、過去に訪れた地を別の企画の際に通りがかることはあっても、目的地に据えてガッツリ再訪したことはなかったんですが、それを解禁する可能性、あります。10周年記念企画、どうぞご期待ください。
さて、回顧録の方は、次回「三軒茶屋」編へと続きますよ。
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