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自動販売機理論 -夏に向けて思うこと-

昨年の夏、英国を旅して痛感したことの一つに、日本にはなんて自動販売機が多いんだろうか、というのがある。紅茶の国として知られる英国ではあるが、やはり紅茶(に限らずコーヒーなどいわゆる“お茶”)というのは、ゆっくりと座って落ち着いて飲むものなのだろう。だから、缶詰にして無人の販売機で売るだなんてことは、あまりしないのかもしれない。あるいは法律か何かで規制されているということも考えられる。そこまで英国の飲料事情に詳しくはないので詳細まではわからないが、とにかく、英国に自動販売機は極めて少なく(日本でよく見かけるタイプのものはほとんどなかった)、逆に日本では様々なタイプの自動販売機をどこにでも見かける。この差は果たして何を意味しているのか。お茶、という観点から考えてみると、日本にも日本茶という立派なお茶があるし、それに伴って世界に誇れるほどのお茶の文化がある。自動販売機の増加も、その発展に伴ってのことなのだろうか。あるいは、日本人は英国人よりもノドが渇きやすいということなのだろうか。いや、そんなことは断じてありえない。
  そこで私はこんな考えに達した。「ノドが渇くから自動販売機で飲み物を買う」のではなく、「自動販売機があるからノドが渇いて飲み物を買う」のではないか、と。特に必要がないものでも手軽に手の届く範囲にあるとついつい手を伸ばしてしまう。つまりはそういうことなのではないだろうか。既にこの理論には誰かが名前をつけているに違いないが、私は個人的にコレを「自動販売機理論」と呼ぶことにした(正式名称をご存知の方は、是非お教え願いたい)。これはその他のことについても同じことが言える。コンビニがあるから入ってしまうのではないか。TVがあるから観てしまうのではないか。ベッドがあるから寝てしまうのではないか。漫画があるから読んでしまうのではないか。酒があるから飲んでしまうのではないか。海があるから泳いでしまうのではないか。服があるから着てしまうのではないか・・・(明らかに違うのはどれ?)。
  どこかでこの理論が破綻していることは明らかであるが、日本の自動販売機の半分はなくてもいいんじゃないだろうか、とさえ思ってしまう。そうなれば、電気の消費量を大幅に減らすことができるし、環境にもやさしい。ただし、そんなことになれば飲料メーカーは大騒ぎになるだろうから、本気にしてはいけない。またノドの渇く夏が来る。

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[C246]

やっぱり、服があるから~には無理がありましたか(笑)そのあと、傘があるからさすとか、さらに強引なのも考えたんですけどね(爆)

全世界の自動販売機を半分にするだけでも、相当量の二酸化炭素の削減につながるんじゃないでしょうかねぇ。その辺のことを飲料メーカーはどう考えているんでしょうか(あと、煙草メーカーも)。自動販売機自主規制運動を展開しようかと思います。・・・長続きしない方に20ドル。
  • 2006-06-23 02:09
  • 主宰
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[C245]

服があるから着るというのはないと思いますね(苦笑)
無いと結構凹みますから。

確かに自動販売機をなくすと騒ぎになると思いますが、何も24時間稼働する必要もないと思いますね。
特にたばこの自動販売機なんか23時過ぎたら自動的に電源が切れるようにすればいいのに、と思います。
  • 2006-06-22 07:44
  • 田舎物
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