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東京ミュージアム探訪 7

「グレートジャーニー」展を見終えた我々は、一度上野恩賜公園から出て、アメ横の入り口あたりへ移動。前日に急遽お寿司を食べることに決まったので、回転寿司のお店へと潜入。ここぞとばかりに昼から瓶ビールを1本空け、存分にお寿司を満喫しました。

そして、我々はなんと、再び国立科学博物館へ戻ってきました。ここではもう一つ、「江戸人展」という企画展を開催しているのです。驚いたことに、国立科学博物館では、江戸時代の人骨やミイラを実に6000体分も保管しているのだとか。それらを丁寧に調べていくと、当時の生活ぶりが見えてくるというわけ。

例えば、頭蓋骨の様子から、町人たちの顔は四角く歯並びがきれいで、一方武家の人たちは面長で歯が悪い、といった特徴が見受けられます。つまり、簡単に言えば、武家の人たちの方がいいもの食べてたので、アゴをあまり使わなかった(特に殿様や大奥の人たちはそれが顕著)けど、庶民はよく噛まないと飲み込めないようなものを普段から食べていた、ということですね。確かに、庶民の歯はきれいに残っているんですが、武家の方々の歯はガタガタでした。

で、この企画展一番の衝撃は、何と言っても「試し斬り」。罪人の体を刀で斬り、その切れ味を見たという話は以前聞いたことがあり、その役目が許されていた人(山田浅右衛門という方がよく知られているようです)の刀はとてもよく売れたとか、そんな話だったと思います。でも、実際にどう斬るかというのまでは知りませんでした。せいぜい首を落として、あとは腰のあたりで真っ二つとかそういう感じかと思ってたんですけど、違いました。もっと残酷でした。肩から腰にかけて7回輪切りにしたそうです(そのようにきれいに切断された背骨も展示されていました)。しかも、すごい刀は二つ胴、三つ胴などと呼ばれ、それはつまり、死体を二つ、三つ重ねた状態で真っ二つにすることができたという意味なんだとか。実際に「二つ胴」の銘が刻まれた脇差が展示されていましたが、ゾッとしました(記録としては七つ胴まであったそうです)。刀だけではなく、槍でも同様のこと、つまり「試し突き」が行われていたそうで、額のところに穴の開いた頭蓋骨もいくつか展示されておりました。「解体新書」なんかの頃は、腑分けか試し斬りかで罪人の遺体を取り合ったというんですから、江戸の人たちって・・・(苦笑)

その他、江戸の人たちの平均身長は日本人の歴史の中で最も低く、男性でも156cm程度だったとか、江戸の人たちの約半分が梅毒だったとか、今まで知らなかった江戸像が見えて、大変面白かったですね。「グレートジャーニー展」より気に入りました。

そんな「江戸人展」。会場を出ると、時間にはまだまだ余裕があります。そこで、予定にはなかったんですが、せっかくなので、国立科学博物館の常設展も見ていくことに。

そこで発見したのが、写真の怪しい物体。これ、タコです。「メンダコ」というのだそうです(上の写真は「オオメンダコ」で右が「メンダコ」)。いわゆる普通のタコとは異なった形状をしています。深海600mあたりに住んでいるため、その生態はまだよくわかっていないのだとか。見た目はもう、完全に異世界の住人ですな。

グロテスクでありながら、どこか憎めないかわいらしさを持っているので、ギフトショップにフィギュアでも売ってないか確認したんですけど、ありませんでした。ぬいぐるみはあったんですけどね、変にかわいらしくしてあって、全然メンダコっぽくなかったので、購入は見送りました。あぁ、ダイオウイカもいいけど、いつかNHKでメンダコ特集やってくれないかしら(新江ノ島水族館で今年の3月まで飼育されていたそうです。飼育するのはかなり難しいようですね)。<次回に続きます>
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