
2013年6月末。私と嫁さんと娘は、鎌倉におりました。だいたい、年に一度はどこかに旅に行くようにしているんですが(
ちなみに昨年はTDR一泊二日!)、今年はとにかく「海」と決めていました。娘に海を見せてやりたかった、ただそれだけです。あとはお手頃なところを探していくうちに、自然と鎌倉に決まったというわけ(江ノ電に乗りたかったんです)。ただ、私と嫁さんは7年前にこの地を既に訪れていますので、今回はそのときに行けなかった場所を巡ろうということに。梅雨真っ只中ということで、雨が心配されたんですが(実際、7年前は雨だった)、今回は一度も降られることなく、好天に恵まれました。助かりました。
それにしても、この時期の鎌倉の人出を完全になめてましたね。江ノ電の車内とか通勤電車顔負けの混雑ぶりで、ぎゅうぎゅうでした。我々は「由比ヶ浜」駅で降車したんですが、鎌倉駅から乗ってここで降りたのは我々ぐらいのものでした。その他の人たちは、「長谷」や「江ノ島」の方まで行くんでしょうかねぇ。初めての江ノ電でしたが、写真を撮る余裕も、乗車後の余韻も何もありませんでした。
さて、そんなわけで、最初にやってきたのが「
鎌倉文学館」です(冒頭の写真参照)。まぁ、文学とか、あんまり興味ないんですけど、この建物に惹かれてやってきた次第です。青い屋根が特徴的で、ここだけ日本じゃないような錯覚さえしてしまいます。娘は建物の美しさより、庭の方にテンションが上がってました。咲き終わりにさしかかっていましたが、ちょうどバラ園も見ることができました。陽射しが強くなり、暑くなってきた頃合いでしたが、この辺りは大変涼しかったですね。人出も多くなく、落ち着ける大変素敵な場所でした。カフェとかあれば、なお良いと思ったりしましたが、それだとこの落ち着いた雰囲気は出せないんでしょうねぇ。

鎌倉文学館を出た後、少し早いけどお昼にしましょうという流れに。土曜日だし、店も開いてるだろうと思ったんですが、この辺は少し動き出しが遅いようで、11時半や12時開店というお店も多いようです。後でわかったことですが、大仏に近づくほどお店も増えていきますが、それ以上に観光客も膨大になるので、並んだり待ったりしたくない場合、やはりこのあたりで昼食をとるのが正解のようです。
ただ、やはり、そこは鎌倉価格。足元見てきますね、ちょっとお高いお店が多くて、なかなか敷居をまたげません。あちこち見て回った挙句、結局鎌倉文学館の近くに戻ってきてこちらの中華料理店にお世話になりました。あっさりしたスープの醤油ラーメンと、少ししょっぱいしらすチャーハンの相性が良く、それでいてリーズナブル。ラーメン好きの娘も大満足でした。私も、予算が浮いてラッキーでした(笑)
しかしまぁ、なんというか、トラブルはつきものでして、娘がラーメンに夢中になるあまり、水の入ったグラスを倒し、自らかぶるという事態に・・・(汗)そんなこともあろうかと、着替えを余分に用意しておいたおかげで事なきを得ましたが、お店の方にはご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ございませんでした。
鎌倉に来て最初の食事を終えた我々は、いよいよ本日のメインイベント、大仏様を拝みに行くことにしました。鎌倉文学館から、大仏様のおられる高徳院へは充分歩いて行ける距離です。ただ、高徳院の前の通り「長谷通り(県道32号線)」はものすごい数の観光客であふれかえっています。正直、ぞっとしました。しかし、ここまできたらもう引き返せません。娘の手をしっかり握りしめ、人の流れに身を任せます。
そして、歩くこと数分。遂にやってきましたよ!!

鎌 倉 大 仏遠く目に入ってきたときには、あれ、思ったより小さい?とか思っても、一歩一歩近づくにつれ、うわ、やっぱでかいなぁ、と圧倒されます。台座も含めた全高は約18m!耳だけでも1.9mあるそうです。娘もこれにはまたテンションがあがったようです。
ちなみに、この大仏様の中に入れるって、ご存知でしたか?20円支払えば、どなたでも入れます。ただ、すごく狭いですので要注意です。人間で言うところの肩甲骨のあたりに窓が開いていて、そこから覗いたりできるのかなぁと期待させてくれますが、それはただの採光と換気用の窓で、実際には、お腹のあたりをちょっと内側から見られる程度のもの。

見上げると、こうして大仏様の胴体と首の接合部分をハッキリ拝むことができるというのが、最大の魅力でしょうか。ちなみに、耐震化対応済みだそうです。
それにしても、今やすっかり色あせてしまってますけど、もともとは金色に光り輝いていたとは思えませんね。今それを見ることができるのは、売店で売られている「鎌倉限定 鎌倉大仏キューピー」といった土産品ぐらいものでしょうか。どこかの売れない演歌歌手のような、なかなかの違和感のあまり、思わず買ってしまいました。

誰が売れない演歌歌手やねん!そんな素敵な大仏様に手を合わせた我々は、次なる目的地へと向かったのでした。<次回に続きます>
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