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東京ミュージアム探訪 10

無事に腹ごしらえも済んだ我々は、清澄白河駅から半蔵門線で三越前駅へと移動。三井記念美術館で好評開催中の「大妖怪展 鬼と妖怪そしてゲゲゲ」にやってきました!浮世絵に始まり、能面、絵巻物、そして水木しげる氏による妖怪の原画などなど、妖怪にまつわるものが一堂に会した夏っぽい展示です。

つい先程見てきたマンガの源流がここにあるんだなぁ、というのをヒシヒシと感じながらアレコレをマジマジと眺めていました。時代を通じて妖怪の変遷を辿ってみると、同じ妖怪でもその時々によって描写が微妙に変わっていたりして、非常に興味深いですね。要は、想像上の生き物ですから、描き手の解釈次第でいかようにも変わるということ。そして、我々が生きているこの時代においては、水木氏の影響が明らかに強いということ。一方、時代を通じて変わらない部分もあります。つまり、どの妖怪も不気味さの中に、どこか滑稽さが潜んでいて、ただ怖いだけの存在ではないという点。一種の教訓的な話から生まれた妖怪なんかもいたりして、そういう意味では、「迷信」に近い部分も持ち合わせているんですね(「あかなめ」とかね)。勉強になりました。

まぁ、「ぬらりひょん」の説明には笑ってしまいましたけどね。夕方の忙しい時に家や店に入ってきて、誰にも気づかれずにお茶を飲んで出ていくっていう・・・。ただそれだけの妖怪?うーん、一体、何のために・・・?(wikipediaによれば、伝承史料上にはそういった記述は確認されていないとのこと。)個人的に解釈を加えてみると、おそらく、こういうことかな、と。つまり、昔(江戸とか明治とか?)の飲食店、夕方の忙しい時になると、出した料理やお茶の数と帳簿に記した数とが合わないようなことがしばしばあったんじゃないか、と。で、その口実というか、冗談めかして、「ぬらりひょん」が出たんだね、なんて言ってたんじゃないかなぁ、と。

そんなことを想像して楽しむのも、本展示の楽しみ方の一つかな、と。お楽しみと言えば、物販の方ですが、こちらもそこそこ充実しておりました。妖怪の折り紙とか、個人的には気に入ったんですが、嫁さんと娘には不評だろうと思い、買うのはやめましたけどね。あと、妖怪ワッペン、これも良かったですね。ここで初めてその存在を知った妖怪がいました。その名も「寝肥(ねぶとり)」。妖怪というよりも、病気とか、戒めに近いもののようですが、なかなかのインパクトがありました。オススメしておきます(笑)

そう言えば、各展示物を見て回ってる時、次の展示に行こうとふと振り返ると、そこにすごく腰の曲がったおばあさんがいて、うわ!妖怪出た!と思ってギョッとしてしまったんです(失礼)。で、会場を出た後にその話をФ少年にすると、「え?本当?俺見てないけど・・・」と、ゾッとする一言。アレは本当に妖怪だったのかもしれません。


・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

でも、その妖怪、音声ガイド持ってたけど・・・(笑)



そんな、本物の妖怪に会える(かもしれない)大妖怪展は9月1日までの開催ですよ。是非、涼を求めにいらしてはいかがでしょうか。<次回に続きます>
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