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赤羽十条演習 3

引き続き、荒川付近にいる我々。次にやってきたのはこちら「荒川知水資料館」。Arakawa Museum of Aqua、略して「amoa」です。なかなかイカす名称ですね。無料で荒川の歴史について学べる大変素晴らしい施設です。

「荒ぶる川」という語源の通り、荒川流域がいかに洪水に悩まされてきたか、そしてそれを人間がいかにして乗り越えてきたのか、そういったことを詳しく学習できます。規模の面ではパナマ運河の大工事には負けますが、それでも過去の掘削作業がどれほど過酷であったか、写真などの資料を通して痛感できます。

また、水門など荒川流域を描いた絵画展も同時開催されていたんですが、そこにはあのS月みどりさんや、N尾彬さんの作品などもあり、思わず声を上げてしまいました。どちらも素敵な絵でしたよ。

こうして資料館でまた一つ賢くなった我々は、東京メトロ南北線「志茂」駅方面へ向けて歩きはじめました。

途中、商店街を通ったり、あっちへふらふらこっちへふらふら歩いているうち、足にはそこそこの疲労が蓄積してきました。喫茶店があれば入りたいよね、なんて話しながら歩みを進めていたんですが、そういう時に限って一つも見つかりません。

結局、そのまま何やら細長い建造物の下にやってきてしまいました。電車の中からも見える謎の塔。以前から気にはなっていたんです。まぁ、あの形状から言って、清掃工場の煙突か何かだろ、と思っていたんですが、えぇ、実際そうでした。

歳を取り、経験を重ねてくると、こういうのが自然と分かってしまうってようになるのが、なんか、少し寂しいですよねぇ。・・・なんて、思いながらこの写真を撮りました。なかなか良く撮れたのでその点では非常に満足しております。

さぁ、こんなところで立ち止まってはいられません。喫茶店を求め、どんどん歩きます。が、やっぱり見つかりません。

そのまま環七通りに達してしまいました。まぁ、これだけ広い通りなら何かしらあるかもしれない。このまま北本通りの方に流れて、南北線「王子神谷」駅周辺なら何かしらあるかもしれない。そんな淡い期待を胸に、どんどん歩きます。

排ガスの中、団地の脇、路傍の猫、過ぎ行く景色にコーヒーの香りを探します。しかし、一向に見つかる気配がありません。もう、こうなったら仕方ない。先に次の目的地を制覇してしまおう。そうしてやってきたのがこちらです。

・・・と言われても、なんだ、このコンテナは、と。

わかります。そうですよね。そうなります。ぃゃ、でもね、これね「日本製紙物流」さんの敷地内なんですよ。自社の敷地内に線路があるんです。そして、この線路はJR京浜東北線の東十条と王子駅の間に繋がっているんです。ぃゃぁ、自前の線路。これぞまさに真の意味での「私鉄」です。

もちろん、こうして専用のプラットフォームがあるんですね。ここからフォークリフトを使って紙を積み込むんですかねぇ。そして、それが全国各地へと散らばっていくわけですねぇ。すごいですねぇ。

昔、この辺りは質の良い水が湧き出ていたそうで、その恩恵で製紙業が盛んになったとか。で、それに乗っかる形で印刷業者や出版業者も進出してきた、と。で、駅ができ、団地も増えた、と。後半は推測ですが、当たらずとも遠からずといったところじゃないでしょうかね。事実、大日本印刷や学校図書といった有名企業もありますからね。

そんなことを話しながら、我々はこの「私鉄」の風景を楽しんでいました。以下、写真を2枚、ご覧ください。







こちらがその「私鉄」の入り口です。


そして、こちらが入り口を出て、JR本線へと向かう線路です。



ぃゃぁ、噂には聞いてましたが、実際はこういう風景なんですねぇ。時間にして1分にも満たない滞在時間でしたが、静かに興奮しておりました。なかなか貴重な体験でした。

さて、これはこれで気分が高揚する出来事でしたが、ぼちぼち足の疲労も結構なレベルに達してきています。そろそろ喫茶店だろ、そうだろ、というわけでいよいよ本格的に商店街へと足を踏み入れることになりました。<次回へ続きます>
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