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川口概論 4

腹ごしらえと午後のティータイムを終えた我々は、いよいよ本格的に川口の街を攻め始めます。次に行く場所は決まっていたんですが、少し時間が押していたので、バスで移動しようかなどと話しつつ、少し急ぎ足になったところで、こんな施設に遭遇しました。











IMG_1630.jpg







IMG_1629.jpg












日本万華鏡博物館。予定にはなかった場所です。何も知らずに入るのには少し勇気がいるかもしれません。私も、この概論という企画でなければ入ろうとは思いもしなかったでしょう。しかし、今回は違います。概論は我々に勢いを与えてくれます。思い切って扉を開け、潜入を試みます。

すると、そこには想像と違う景色が広がっていました。

博物館ですから、色とりどりの万華鏡がズラリと並んでいて、それらを覗きながら順番に回っていくようなシステムかなぁ、、、なんて思っていたんですけれども、全然違いました。とんでもない勘違いでした。そこには、奥行きのある部屋が一つあり、その両側にある棚に所狭しとあらゆる万華鏡が並べられています。そして、部屋の奥の方に机があり、そこにダンディーな男性がお一人。

そこで初めて知ったんですが、この方(館長の大熊さん)から説明を受けながら万華鏡について学んでいくシステムなんです。これが30分程で1000円。他に、万華鏡を自分で製作できるコースもあって、こちらが3000円とのこと。我々は(次の予定も考えて)前者の1000円コースでいくことにしました。

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

なるほどー!

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

すごい!へぇー!!

館長の素晴らしい説明と、美しい万華鏡の世界にこんな言葉が次々湧いてきます。何かのテレビ番組で、万華鏡の世界がすごいことになっているというのは知識として知ってはいたんですが、実際にその世界観に触れると、とんでもない奥深さですね。私が小さい頃に見た、子供向けの玩具としての簡易的な万華鏡(それはそれで味があるんだけど)とは一線を画す芸術の域。

我々と館長と、オッサン三人で万華鏡について語り合う不思議な空間でしたが、30分の予定がつい盛り上がって45分程も滞在してしまいました。今度は妻と娘を連れてきて、オリジナル万華鏡製作に挑んでみたいですね。基本的には要予約のようですので、我々はうまく平日の空き時間に入れてラッキーでした。






さて、そんな素敵な博物館に別れを告げ、約一時間押しで本来の目的地へと向かいます。歩いていくつもりでいたんですが、さすがに時間がなくなってきたので、バスを使います。駅前からバスに乗り、やってきたのがこちら!





















IMG_1631.jpg

み、見えない...






















「川口市立文化財センター」...なんですけど、生い茂る枯れたアジサイで、大変無残なことになってます。看板はもう少し大事に扱って頂けますと、利用者も入りやすくなるかと思います。が、そんなことで臆する我々ではございません。勇んで中へと入っていきます。

縄文の頃からごく最近のことまで、川口の歩んできた歴史が大変よくわかる施設ですね。川口の街を歩いていて気が付いたのが、すごく平坦であるということ。それはここが大昔は海であり、そこから広い低地になり、水を確保できる川もあり、周辺に多くの集落が発展していった、と。その証拠がこちら。











IMG_1634.jpg












市内の集落跡から発見された土器の破片、そして貝塚から発掘された貝殻。こんなに惜しげもなく陳列され、自由に触れることができます。破片だけでなく、立派な土器も数々展示されていて、大昔から川口が発展していたということが本当によくわかります。

それだけ豊かな土地となると、奪い合いが起き、戦いの歴史が・・・。それが落ち着いてくると、色々な文化・産業が発展していきます。川口と言えば「鋳物」ぐらいしか知らなかったんですが、それ以外にも植木だとか釣竿だとか、産業・技術がたくさんあって、川口市内を走る県道35号線に「産業道路」という名前が付いたのも納得。大変勉強になりました。

さて、それじゃ、次の目的地へ・・・と歩き出したところ、館内のあるスペースにこんなものが。











IMG_1635.jpg

お、唐箕あんじゃん。












出ました、唐箕(とうみ)です。しかも、ちゃんと動きます。動かせます。決して珍しいものではないんですよね、唐箕。これまでも、実物が展示されているところを何度も見てきました。ただ、それらの多くが既に動かなくなってしまったモノだったり、壊れやすいために触れることができなかったり。でも、ここの唐箕は違います。川口ならではの技術を結集(したかどうかはわかりませんが)、ハンドル部分を強化(してあるかどうかは知りませんが)、子どもがグルグル回しても壊れないような作りになっています(たぶん、ぃゃ、優しく扱わなきゃダメですよ!)。

我々も早速、チャレンジ!そぉっと回すと、しっかりと風が起こり、唐箕らしさが伝わってきます。普通ならこれで終わるところですが、よく見ると、唐箕の上にザルがあり、そこに小豆と紙切れがたくさん入っています。説明書きを見ると、これを唐箕の中に投入して、ハンドルを回せば、風力で小豆と紙切れに分かれて出てくる・・・と。

やってみましょう!











まずは、私が小豆と紙切れを投入口に注ぎ入れます。

で、yojiくんにハンドルを回してもらって、

その間に、私がストッパーを外して、小豆と紙切れを唐箕の中へ・・・

と、正しい手順を踏んだつもりが、どこかおかしかったんでしょうね、

唐箕から出てきた紙切れが想像以上の距離を飛んだかと思えば、

小豆の方にも紙切れが混ざってるし、

散らかった紙切れを拾い集めなきゃいけないしで、もう散々。











こうして文章にしてしまえばどうということもないんですが、その噴出のタイミング、紙切れの飛距離、小豆と紙切れの混合率などすべてが全て絶妙で、二人して大笑いしてしまいました。誰にでも仕分け作業を簡単にするはずの装置がそれをかえって複雑にしてしまうという、まさかの展開。

(今後は、こういう場面があるかもしれないので、動画で収めておくというのもアリなんだろうなぁ、と今になって思います。)

さぁ、ひとしきり笑いきったところで、次の目的地へ行ってみましょう!<次回に続きます>
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コメント

[C2299] >yojiくん

唐箕のくだりは、しつこく思い出し笑いしてしまいます。
  • 2017-03-06 14:19
  • 主宰
  • URL
  • 編集

[C2298]

唐箕は面白かったですね。確かに、インスタとかで動画を撮っておけばよかったかもしれません。
  • 2017-03-06 01:36
  • yoji
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