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T岡御所 <初春> 1

 昨年、父が定年を迎え、田舎に戻った。その実家は養蚕業で有名なG馬県T岡市にある。今までは田舎とか実家とか呼んできたのだが、ここでは思い切って「T岡御所」と呼ぶことにした。ある日のニュースで天皇一家がどこかの御所で静養をするというようなことをやっていて、いいなぁ俺もどっかで静養したいわーとぼやいたところ、嫁の鶴の一声で決まった名前だ。御所と呼べるほど立派ではないけれども、見栄を張ってそう呼ぶことにする。とはいえ、これから少し見栄えが良くなる可能性はある。というのも、現在庭にガレージを建設中で、その横にも新たにまたガーデニングスペースを作り直しているのだ。写真はそこの片隅に咲いていたクロッカス。別名を花サフランと言い、めしべの先の部分を香辛料として用いるのだとか。スペインの代表的料理「パエリア」の着色には欠かせないらしい。

その新しく作り直しているガーデニングスペースには、作り直される前から1本の桜の木が植えてある。桜の木というよりも、さくらんぼの木。「佐藤錦(サトウニシキ)」。花はこのようにそれほど美しくはなく、はっきりしない、くすんだ色。やはり実の方に多くのエネルギーが持っていかれるのだろう(逆に、花で有名な「染井吉野(ソメイヨシノ)」は実がちんちくりんだということを考えても納得がいく)。ちなみにこのさくらんぼの木、小ぶりではあるが意外にも美味しい実をたくさんつけてくれる。それを知っているのは鳥たちも同じようで、毎年実をめぐって人と鳥との攻防が繰り広げられるのだ。果たして今年はどちらが収穫にありつけるのだろうか。結果はGWごろに明らかになる。防護ネットが必要そうだ・・・。

 春には苦味を盛れ、という話を以前ご紹介したが、その春の苦味の代表格とも言えるのが、このふきのとうだ。これはちょっと成長しすぎで花が咲いてしまっているため、せいぜいふき味噌ぐらいにしかできないが、つぼみの状態であれば、天ぷらが最高にうまい。ただし、天然物は苦味も強いので要注意だ。おかげで小さい頃ははっきり言って嫌いな食べ物だった。それが今や好んで食べるようになったのだから、人間の味覚というのはわからないものである。ちなみに、この日、嫁さんのご両親もこのT岡御所にご招待したのだが、この写真は、私の両親とも一緒にみんなで畑をまわっているときに撮影したもの。今考えてみると、なかなか貴重な時間だった。今度は是非、嫁さんのお姉さまご一家もご一緒していただければ幸いだ。ご子息がカブトムシなどの昆虫に興味がわいてきたら一層オススメしたい。

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[C557]

>みずさま
ド田舎ですが、キツネやタヌキが出現するほどの自然が残っていて、私は大好きなところです。母は周りに店がなさ過ぎて発狂しそうって言ってましたけど(笑)ふき味噌が簡単で美味しくていいですよねー。味噌の甘みがふきの苦味を少し抑えてくれますし。私もこのT岡御所周辺でたくさん虫捕りをしたものです。でも、昔より数と種類が減ったような気がします。さびしいことです。。。
  • 2007-03-25 22:16
  • 主宰
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[C556]

ぜひご一緒したいです!とても良い所だそうですね^^
フキのおすそ分けをいただきました。うちもフキ味噌にしました。とってもおいしいです♪ご馳走様です!!

子どもはそのうち虫が好きになる日がくるんだろうけど、私はどんどん厳しくなってくる予感w新幹線や自動車みたいに、私も詳しくなって、すごく好きになっていったりして!?
  • 2007-03-25 20:30
  • みず
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