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杜の都 滞在記 9

そんなわけで、日本三景の一つである松島で遊覧船に乗るという、人生で1度はやってみたいことの1つを無事にやり遂げることができた我々。帰りの電車まではまだ少し時間があるということで、船着場の近くにある「観瀾亭」に行ってみることにしました。“「観瀾」とは、さざ波を観るという意味です。観瀾亭は、もともと豊臣秀吉の伏見桃山城にあった茶室を政宗公がもらい受けて江戸の藩邸に移してあったものを二代目忠宗公が納涼観月の亭にと、 海路松島へ一木一石変えずに移築したものです。観瀾亭と名付けたのは五代吉村です”とのこと。確かに海がよく見えましたが、今は遊覧船が目立ってしまって、そんなに美しくはないかなぁ、という印象でした。それでも茶室は確かに素晴らしく、ここで抹茶やお茶菓子も楽しむことができるようで、花より団子状態になるのも一興かな、とは思いましたが、先ほど食べたソフトクリームがまだお腹の中にいたので今回はやめておきました。博物館も併設されてるんですが、こちらはおまけ程度と考えておくのがいいかと思います。

 観瀾亭を後にした我々は、そのまま海岸沿いを歩き、「雄島(おしま)」を目指しました。大体の位置しかわからなかったので、道路脇に出ている標示を頼りに歩いていると、「雄島まで300m」と書かれているものをすぐに発見。300mならすぐだ。と、標示の指す方向へ歩くこと2分。するとそこにまた標示が立っていて、またしても「雄島まで300m」。あれ?と思いながらもさらに歩くこと1分。「雄島まで200m」の標示。よしよし、もうすぐだ。そしてさらに歩くこと1分。次に出てきた表示は「雄島まで300m」。ふ、増えてる!?これぞ、松島七不思議の一つ、“遠ざかる雄島”。皆さんも訪れる際には充分お気をつけください。そんな謎だらけの雄島へは、細くて狭い道を通り抜け、朱塗りの渡月橋を渡っていきます。昔は煩悩の数と同じ108の岩窟があったといわれているとか。“現在は50程度しか残っていませんが、 その昔、死者の浄土往生を祈念した岩窟で、内部の壁面には卒塔婆や仏像、法名を彫った跡が数多く見られます。 橋を渡り道を左に曲がって短いトンネルをくぐると、三方に岩窟のある崖とわずかばかりの平地があります。 ここは見仏上人が、法華経60000部を読誦した見仏堂の跡で、奥の院といわれた場所。現在でも薄暗く、 見仏上人は、この場所で12年間もの長きにわたって修行を続けました。”とのことです。ここは入島無料ですし、景色も良くて、なかなかイイところでした。ところどころに点在している岩窟と仏像がややエキゾチックなムードを作り出してくれていますが、夜はちょっと怖いかもしれません。ちなみに今回の写真は全てここ、雄島からの風景です。

そんなわけで、松島の魅力を充分に満喫した我々はいよいよ帰路に就くことにしました。駅へ戻って待つこと数分。やってきた電車に乗り込んでみると、行きの電車とは違ってスッカスカ。おかげで歩き回った疲れを座って癒すことができました。仙台まではおよそ30分。しばしの休息。そして二人ともウトウトしてしまって、ハッと気がつくと既に仙台駅は通り過ぎ、終点の「あおば通駅」へ・・・。ヤバイ!と思ったんですが、幸いにも仙台駅とは歩いて5分ぐらいしか離れていない駅だったので、すぐに荷物を預けてあるホテルまで戻ることができました。ほっと胸をなでおろし、ホテルで荷物を受け取り、帰りの新幹線の時刻を確認してみると、18:06発。ん?あれ??18:36だと思ってた。ま、いっか。今何時だ?えーっと、17:50・・・!!うそーーん!どうしてくれましょうか、このヤバ過ぎる展開。ここからは猛ダッシュです!下見をしておいたお土産売り場で大慌てでお土産を購入。とりあえず、自宅用に牛タンだけはゲット!嫁さんは実家用に支倉焼をゲット!もうそれ以上買っている時間はなかったので、笹蒲鉾も欲しかったんですが泣く泣く諦め、改札へ向けて再び猛ダッシュ。私の前を行く嫁さんが「(改札は)どっち?」と聞いてきたので、「左!左!」と言うと、なぜか右に向かって走り出す嫁さん。一瞬唖然とさせられましたが、すぐに呼び止め、「そっちは右だよ!」。嫁さんも相当焦っていて、まさに右も左もわからない状態だったんでしょうね。すぐさま引き返して改札へ。新幹線乗り場を確認してまたしてもダッシュ!すると、新幹線は既にホームに停まっていました。号車と座席を確認し、発車3分前になんとか間に合いました。幸い、駅弁売り場もすぐ近くにあったので、急いで「鮭はらこ飯」を2つとお茶とビールを購入。ダッシュで新幹線に戻り、自分の座席までたどり着くとすぐに扉が閉まりました。ぃゃぁ、ぎりぎりセーフとはまさにこのこと。でも間に合えばOK。仮に間に合ってなければ、おみくじの予言どおりに“思わぬ出費”がまた発生していたでしょうからね。

そんなわけで、今回の旅はこうして大変慌しく幕を閉じたというわけです。お土産買って来れなかったほとんどの皆さん、申し訳。この“オチ”で許してやってください(苦笑)

観瀾亭:http://www.matsushima-kanko.com/midokoro/rekishi/kanrantei.html
雄島:http://www.matsushima-kanko.com/midokoro/rekishi/ojima.html

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[C697]

>みずさま
最後は文字通り“駆け抜け”ましたよ(笑)私は翌日、嫁さんは翌々日にちょっと筋肉痛になったのは内緒です(爆)支倉焼は二人とも試食で惚れ込んで、意見が一致しての購入でした。定番の「萩の月」という手もあったんですが、バラ寺の想い出もあったので。こちらこそ、ご精読どうもありがとうございました☆
  • 2007-06-27 01:18
  • 主宰
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[C696]

随分慌ただしい旅の最後だったんですねw
支倉焼ありがとうございました。おいしかったです!
日記拝見して、一緒に旅をしているような気分にさせていただきました。
ありがとうございました^^
  • 2007-06-26 20:48
  • みず
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