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紅葉を愛でる 3 -矢木沢ダム-

利根川上流はY字状に分かれていて、その東側に「奈良俣ダム」、西側に「矢木沢ダム」があります。矢木沢ダムの方が奥地にあり、奈良俣ダムほど観光化されていないため、私のように、静かにダムを楽しみたい方には、こちらの方がオススメです。途中には東京電力が管理している「須田貝ダム」というのがありますが、こちらは一般公開されていないようで、柵越しに遠巻きにしか見ることができませんでした。その代わり、すぐ横に東京電力のPR施設がありましたけど。さて、今回の旅で制覇するに至った4つのダム、「藤原ダム」「奈良俣ダム」「須田貝ダム」「矢木沢ダム」は、年1回同時に試験放流されるそうで、そのときには大勢の観光客が訪れるそうです。水が放たれる一方で人が押し寄せるというわけですね。そんな矢木沢ダム、ここへは須田貝ダムから先にある管理用道路を通って行きます。矢木沢ダムまで行ってそこで行き止まりの専用道路です。非常に雪深い地域であるため、11月下旬から4月下旬まで通行止めになってしまうそうです。また、奥利根湖より先は険しい山岳地帯で貴重な動植物も多い事から「利根川源流域自然環境保全地域」に指定されていて、一般人は立ち入り禁止だとか。現在でも奥利根湖から水源の大水上山大雪渓までの利根川源流部は秘境なんだそうですよ。

 そんな、利根川水系最上流部に位置する矢木沢ダム。最上流というだけあって、非常に山深い場所で、標高も高く、景観も抜群です。ちょっとしたキャンプ場もあり、ダム湖ではボートも楽しめるようで、持参の手漕ぎボートを浮かべている人たちもちらほら見かけました(上段写真右)。しかし、基本的にはすごく静かで、紅葉を観るには最適の場所でした。上段写真左が水を堰き止めている部分。端から端まで352mあるそうです。奈良俣ダムほどの長さではありませんが、総貯水容量は204,300,000トン。奈良俣ダムの倍以上あります。さて、そのダムですが、緩やかに湾曲しているのがお分かりでしょうか。こうしてカーブさせることで、ダムにかかる水圧を両岸の山へと分散させているんですね。このようなタイプのダムをアーチ式ダムと言います。上段写真右の部分は洪水吐きを備えたロックフィル式で、上段写真左の部分は正確には「非越流型アーチ式コンクリートダム」というんだそうですよ。小難しい話はさておき、中段写真2枚は、そのアーチの上から撮影した奥利根湖の風景。2枚が繋がるように撮影したんですが、いかがでしょうか。(どうでもいいですが、「奥利根湖(おくとねこ)」を変換すると「置くと猫」になるのはどうにかして欲しいものです)

下段写真右は、アーチ部分を上から撮影したもの。こうして見ると、むちゃくちゃ高いですね。見てるだけで足がすくみます。特に、アーチ部分にある階段や通路(キャットウォーク)を歩くことを考えると、気が遠くなります。下段写真左はアーチ部分から湖の反対側を見た風景。なかなかうまく撮れました。しかし、実際は、車を走らせているときに見える、特に名もない場所の一瞬の風景が一番きれいでしたね。ところどころに、車を停めて写真を撮っている人たちがたくさんいました(気持ちはわかりますが、邪魔にならないようにしていただきたいものです)。写真に撮れたものはあくまでもほんの一部。やはり、紅葉は実際に行ってその場で見ないと、本当の美しさは伝えられません。来年、誰か一緒に行きますか?

さて、そんなわけで、奇跡的な台風一過の晴天のおかげで、素晴らしい紅葉を観ることができた我々。夢のような時間もそろそろおしまい。また途中の道の駅によって食事をし、食材を買い込んだ我々はそのまま帰路に就いたというわけです。

<次回に続きます>

須田貝ダム:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%88%E7%94%B0%E8%B2%9D%E3%83%80%E3%83%A0
矢木沢ダム:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A2%E6%9C%A8%E6%B2%A2%E3%83%80%E3%83%A0

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