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「Final Fantasy Tactics A2 封穴のグリモア」の話

3度も続けて(しかも全てFFシリーズ)ゲームレビューだと読む方もアレですが、これで最後です。一番最近クリアした作品(今もなおプレイ中)。今回はシミュレーションRPGですね。

平易な全体像
ストーリーは主人公の少年が本の世界に入り込んでしまい、たくさんの冒険をして、悪者を倒し、そして無事にもとの世界に帰る、というありがちな感じ。展開も非常に直線的。一つ一つのクエスト(バトル)も短く、基本的にはゴリ押しでイケてしまう上に、後半になればなるほどその度合いは高まるので、単調になりがち。これは全体的に言えることで、前作(Final Fantasy Tactics Advance)や前々作(Final Fantasy Tactics)には遠く及ばない難易度の低さ。Tacticsの名を関している割には戦略はほぼ不要です。DSというプラットフォームの性質上、小学校低学年でも遊べるように、難易度を敢えて下げたんでしょうね。例えば、FFTの対ウィーグラフ戦なんてまさにオニでしたが(何度も泣かされた覚えがあります)、あそこまでキツイものはありません。全体的に簡単です。ストーリーも簡単なのでこの辺は期待しない方がいいでしょう。

クエスト&ロウ、改善と改悪
しかし、その一方でクエストが300も用意されていて、本来のストーリーからそれて楽しむことも可能です。横道に入ってもそこでまた違う流れが用意されていて、それが本筋の流れを理解して咀嚼するのに一役買うところもあり、これは高評価。また、前作では1度失敗すると2度と挑戦できなかったり、1度別の用途に使ってしまうと2度と手に入らないアイテムがあったりして、クエストを全てこなすのは至難の業でしたが、今作はそれが改善されていて、やりこみもしやすくなってます。これも高評価ですね(ちなみに私はあと4つでコンプリート)。1度だけでなく何度もクリアしなければ次へ繋がらないクエストというのもあり、この辺は新しい趣向で、面白いと思いました。ただ、“ロウ”の存在意義に疑問を感じてしまいます。前作ではキツすぎるほどロウの縛りが強く、違反すれば罰が下りましたが、今作では守ればご褒美という解釈に変えられており、違反しても即刻罰が下るわけではありません。また、敵はロウに関係なく攻撃してくるところも疑問です。敵は敵で自分とは違うロウを守って攻撃してくるのかもしれませんが、それが目に見えないので、不公平感が一層煽られます(モンスターとかならしょうがないけど)。前作では敵がロウ違反をするようにしかけて排除するという高度な技も、今回では通じず、エゼル・バルビエじゃないですが、ますますロウを疑いたくなりますね。せめて、前作同様、物語後半にはロウが2つになって、その分もらえるご褒美も増えるとか、そういうことでもしてくれないと、ロウなんかいらないじゃん!ってなってしまいますね。ロウが特徴的な戦闘なのに、もったいない・・・。

育成と収集の妙
ただし、アビリティを増やしてマスターしたり、アイテムをそろえたり、300のクエストを全てこなしたり、育成系・収集系が好きな人にはたまらない作品でしょう。1つ1つのクエストが簡単なだけにサクサク進みますから、どんどん集まってきます。もちろん300もクエストがありますから、全てコンプリートするにはそれ相応の時間はかかりますけどね(100時間以上!?)。でも、やってるうちにいつの間にかそんなに過ぎてたのか、という感覚で、冗長という感じではないと思います。

総評
プラットフォームがDSになり、全体的に難易度が下がっているのがここ最近のDSのFFシリーズの傾向のようです。でも、これ自体は悪くない傾向ではないでしょうか。下手に難易度を上げてダラダラしてもしょうがないですからね。ただ、いくつか、クリア後のお楽しみでもいいですし、物語とは別のところで、難易度の高いものを用意しておいてくれればいいんですよ(FF12とかはもう、ダラダラの典型でしたけどね。あれには閉口しました)。それにしたって、今作はちょっと簡単すぎましたけどね・・・前作や前々作のようなストーリー性や戦略性を期待している人は見事に裏切られると思いますが、変な期待を持たないで臨めば、充分に楽しめると思います。

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